青色発行ダイオードと電子工学者の功績

学びに役立つ小話  |

青色発光ダイオードで3人の日本人がノーベル物理学賞をトリプル受賞しました。もちろん、受賞自体が素晴らしいことですが、では数多くの発明があった中で、今年選ばれた青色発光ダイオードはどのような理由があるのでしょうか?
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LED自体は実用化し、一般家庭にも置いてあるぐらい珍しいものではありません。実際、青色のLEDってすごいと思いますか?授賞理由は、「効率的な青色発光ダイオードを発明し、明るく省エネルギーな白色光源を可能とした」ことにあるのです。そう、つまり、白色の発光技術こそが人類への貢献であると認められたわけです。

この3人の研究者たちは青色LEDを用い新しい方法で白光をつくり出すことに成功し、その結果として、より長命で効率的な代替光源が完成したのです。素晴らしいことですよね。
赤色・緑色のダイオードの歴史は長いですし、それにより社会が発展した部分もあるでしょう。電車の電光掲示板とか、信号機とか考えれば分かりますよね。その基礎があった上で、青色を作り、組み合わせることで「完全な白色」が再現できたのです。「白」が再現できれば日常光などより生活に必要な電気に応用できますので、これこそが人類生活にとって大きな貢献なわけです。

三人に共通する職業は電子工学者という事です。電子工学者の多くは工学部の電気電子系の学科を出ています。日本にも数多くの工科系大学に電気電子工学部が存在しますが、この度、東京工科大学で電気電子工学科が開校するそうです。この学校の注目ポイントとしては、大学の教育方針にあります。

東京工科大学では、教育・研究面では、研究以上に特に学生への教育に力を入れていることが特徴です。さらに、教員には生粋の大学教員は少なく企業等の経験者が多いことから就職に対しても期待ができます。将来の電気電子工学者を目指す方、サイトの方は学科ページが既にあるようなので一度覗いてみてはいかがですか?

また、既にある基礎研究を応用するという意味では、応用化学の分野にも精通します。応用化学とは、物の性質などを基礎研究で明らかにし、それを応用することで実用化する化学(科学)です。今回は、赤・緑というベースがあり、青を新発明しました。それを応用し、白に変えたことは応用化学に当たります。先ほどの東京工科大学では応用化学コースも開校されるようですよ。

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